住友商、タイの物流事業拡大

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住友商事<8053.T>は8日、タイ・プラチンブリ県の「304工業団地」内に物流センター用地を取得したと発表した。

 プラチンブリ県はタイ東北部の入り口に位置し、一大産業集積地であるラヨン・チョンブリ地区に続く産業集積地として注目度が高まっている。また、タイ・カンボジア国境周辺には国境経済圏と呼ばれる新経済圏が成立しつつあり、カンボジア国境から120キロにある同県は、この経済圏が成長することによる期待度が高い。ただ、同県で物流サービス業を展開する企業は少なく、住友商はタイにおける物流ネットワークの更なる拡充を図りつつ、在カンボジア日系企業向け物流も狙う。

 近年、インドシナ半島では近年、GMS(大メコン圏※)と呼ばれる地域への投資が活発に行われている。GMS中心に位置するタイへの投資も伸びており、12年の直接投資は前年比63%増。なかでも今般用地取得した地域はベトナム-カンボジア-タイを結ぶ南部経済回廊に接していることから、インドシナ半島の重要な拠点の一つとして域内物流にも積極的に取り組んでまいります。

※大メコン圏=タイ・カンボジア・ラオス・ベトナム・ミャンマー、および中国雲南省にまたがるメコン川流域の総称。 

発信元: http://www.emeye.jp/disp%2FTHA%2F2013%2F0409%2Fstockname_0409_030%2F0%2F1/

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