東南アジア株式=マレーシア最高値、タイは19年半ぶり高値

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7日の東南アジア株式市場の株価は、クアラルンプール総合株価指数(KLCI)が2日連続で終値ベースの最高値を記録した。
5日に投票が行われたマレーシアの総選挙を受けて投資家が大型株のポジションを築いた。また他の大半の市場も上昇。強めの米雇用統計を材料とした世界の各市場の上伸に追随した。

クアラルンプール市場では、CIMBグループ・ホールディングス(CIMB.KL: 株価, 企業情報, レポート)やマラヤン・バンキング(メイバンク)(MBBM.KL: 株価, 企業情報, レポート)といった銀行株が上昇を主導。KLSE総合指数は1.41%高の1776.73で引けた。前日は3.4%大幅上昇した。

マレーシアの証券取引所によると、海外勢は7日、マレーシア株を9億8986万リンギ(約3億3250万ドル)分買い越した。前日は14億3000万リンギ(約4億8060万ドル)の買い越しだった。選挙によって、市場の圧迫要因が取り払われた。

HSBCは6日付のリサーチノートで、各投資信託は2012年終盤以来、マレーシア資産をアンダーウェートにしてきたが、最近数週間では、よりニュートラルにポートフォリオを変化させつつあると指摘、選挙を見越した動きの可能性があるとしている。

HSBCはCIMBグループ・ホールディングスについて、総選挙による不確実性がアンダーパフォーマンスの一因だとして、同銘柄を最推奨銘柄の一つに挙げた。

バンコク市場のSET指数.SETIは1.41%上昇し、終値ベースで約19年半ぶり高値の1601.15。好決算だった携帯電話大手アドバンスト・インフォ・サービス(AIS)ADVA.BKなど、銘柄を選別した買いが入った。

一方、マニラ市場の主要株価指数PSEi.PSIは0.34%安の7146.12。SMインベストメンツ・コーポレーション(SM.PS: 株価, 企業情報, レポート)など主要株が下落を主導した。

シンガポール市場のストレーツ・タイムズ指数(STI).FTSTIは0.03%高の3383.16。ジャカルタ市場の総合株価指数.JKSEは1.02%高の5042.79。ホーチミン市場のVN指数.VNIは0.56%安の485.58。

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