兵庫県産の高級ブランド牛肉「神戸ビーフ」が来年1月、タイ、シンガポールに初めて輸出される。業界団体「神戸肉流通推進協議会」(神戸市西区)加盟で輸出業務を担う食肉加工業者、エスフーズ(西宮市)が20日明らかにした。今年2月以降、マカオ、香港、米国に輸出され、好評なことから輸出先を拡大する。
バンコクのチャオプラヤ川岸のショッピング街「アジアティーク、ザ・リバーフロント」の観覧車が15日に営業を開始した。当初の乗車料はタイ人200バーツ、外国人250バーツだったが、これを不満とする欧米人ブロガーがボイコットを呼びかけた結果、16日から一律200バーツになった。
シンガポールの不動産・飲料グループ、フレーザー&ニーブ(F&N)(FRNM.SI: 株価, 企業情報, レポート)買収を目指すタイの富豪チャロエン・シリワタナバクディー氏が、F&N株式10%を追加取得しようとして失敗したことが、関係筋の話で分かった。
タイ自動車エキスポ2012の会場でひときわ異彩を放っていたのが、今回、第4位の予約台数を叩き出したいすゞ。12日間の期間中に6448台を売り上げた。前年2011年の3323台から倍増だ。
イスラム過激派によるテロが続くタイ南部で、先月下旬から教師への銃撃事件が相次いで六人が殺害されたことから、約千二百校の公立学校が臨時休校する騒ぎになっている。大勢の兵士や警官が学校周辺や路上で警戒に当たるが、教職員の間では警備に対する不満やテロへの不安が高まっており、週明けの学校再開に向けタイ政府は対策を迫られている。
リコーは13日、世界生産の5割が中国に集中している現状を見直し、タイでの生産を拡大する方針を明らかにした。2ケタ成長が続くインドなど新興国でのプリンター、複写機の販売増加分をタイ工場増強で賄う。3年後を目標に、タイの生産比率を現状の数%程度から2割程度に高め、中国比率を4割以下に下げる。反日感情が強い中国から「チャイナ・プラス・ワン」にシフトし、生産リスクを分散する狙いがある。
11月初旬、自動車メーカーの取材でタイを訪れた。約1年前の記録的洪水で首都バンコクまでが水に浸かり、生産が麻痺する被害が出たにもかかわらず、トヨタ自動車(7203.T: 株価, ニュース, レポート)や日産自動車(7201.T: 株価, ニュース, レポート)など日系自動車メーカーは、再びタイへの投資を加速している。
好景気が続くタイ。今年8月には失業率が過去最低レベルに近い0.6%まで低下し、4月から始まった最低賃金の引き上げ策も「どこ吹く風」とばかりに企業体力の中にのみ込まれている。ところがここに来て、人手不足が深刻化してきた。さまざまな労働市場で需給バランスが崩れ、人材争奪戦が過熱している。背景には、昨年の大洪水に伴う工場移転や投資の回復、労働力を供給してきた周辺諸国の変化があるようだ。
10月31日にペプシコとのボトリング、販売代理などの契約を解除した飲料大手「スームスック」が11月2日、独自ブランドのコーラ「est COLA(エス・コーラ、タイ語では最後の子音を発音しない)」の販売を全国のコンビニ、大手スーパーなどで始めた。
男子ゴルフのアジアツアー、タイ選手権は7日、バンコク郊外のアマタスプリングCC(パー72)で第2ラウンドを行ったが雨で約1時間半中断し、日没のため26選手が競技を終えられなかった。21位で出た石川遼は9バーディー、3ボギーの66をマークし、通算8アンダー、136の暫定5位に浮上。小林正則は67で回り9アンダーの暫定3位につけた。