タイ 人気観光地にマッサージ学校 受講者4割が外国人

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約2500年前に始まったとの言い伝えがあるタイの伝統マッサージ。首都バンコクでその“秘伝の技”を教える学校が人気だ。生徒はマッサージ店従業員を目指すタイ人だけではなく、外国人旅行者の姿も多い。マッサージ学校は、ひそかな観光スポットにもなっている。

 タイのマッサージは仏陀の主治医によりインドから伝わったとされる。

 バンコク中心部の仏教寺院ワット・ポー。古くから伝統医学を教えており、マッサージの総本山としても知られ、約50年前から専門の学校を併設している。

 ツボの位置や押し方を学ぶ初心者向けの基礎コースは5日間で9500バーツ(約2万7400円)。毎日、約80人の“新入生”を受け入れるが、約4割が外国人だ。長期滞在中の外国人旅行者の間で「面白いところ」と口コミで評判が広がっているという。

 授業をのぞくと、生徒2人が一組となり、互いを客に見立てて実技を学んでいた。テキストを片手に、熟練マッサージ師の助言を受けながら相手のツボを押している。

 だが、初心者には難しい様子で、客役の生徒からは「くすぐったい」「そこじゃない」などと声が上がる。

 「ツボの場所がよく分からず難しい。力を入れればいいわけじゃないみたい」と日本の大学生、黒田弘啓さん。東南アジアを旅行しており、別の旅行者に勧められて入学した。基礎コース2日目の授業を終えると、両手を真っ赤にして疲れ切った様子だ。

 15年以上教えている講師のラウィー・ラックケーオさんは「上手になるには経験が大事。ここで学び、世界にタイの伝統マッサージを広げてほしい」と話した。

発信元:http://www.sankeibiz.jp/macro/news/130105/mcb1301050501001-n1.htm

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