新大が「米粉冷やし麺」開発 タイの大学と連携

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新潟大がコメを主食にするタイの大学と連携し、本県産米粉を使った麺にタイの伝統的なスープを組み合わせた冷やし麺「新潟麺タイ粉」を開発、29日の東京でのイベントで披露した。開発を担った新大地域連携フードサイエンスセンターは「両国の個性を生かし、いいものができた」として、企業による商品化や県内飲食店での提供につなげたい考えだ。
 新大と県内の企業などとつくる連携組織「ライスバレー」が、バンコクにあるタイ国立カセサート大などと結んだ交流協定に基づく初事業として開発した。
 麺は長岡市の飲食店・美松の名物「レーメン」をベースに、県産米粉を50%練り込んだ。具のゆで卵も売りで、新大が開発した超高圧加工技術により、熱を加えずにゆでた状態にする。普通のゆで卵よりも粒子が細かく、もっちりした食感に仕上がるという。
 スープはカセサート大の教授が担当した。コメから作ったみそ調味料をベースにしたタイの伝統的なスープをアレンジした。辛くて酸っぱいエスニックな風味を生かしながら、日本人好みの味付けに仕立てた。
 フードサイエンスセンター長(61)は「米粉とスープの相性もよくて、食べやすい味に仕上がった」と出来映えに太鼓判を押す。カセサート大は新大への留学生派遣も計画しており、門脇センター長は「タイの食品産業と日本の技術を合わせればいろんなことができる」として今後も連携開発を進めるつもりだ。
 「新潟麺タイ粉」は29日に東京の新宿高島屋で始まった、全国の大学が開発した食品を集めたイベントで披露されている。6月4日まで。

発信元: http://www.niigata-nippo.co.jp/news/national/20130529045646.html

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