J1清水・磐田 タイのクラブと相次ぎ業務提携

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 J1の清水と磐田が今年、タイのクラブと相次いで業務提携を結んだ。「アジア戦略室」を設置し、タイなど東南アジア各国のリーグと協定を結んだJリーグと歩調を合わせた動きだ。今年、タイでJリーグの地上波放送が始まった。将来、タイ人Jリーガーが誕生すれば、放映権料や現地スポンサーの新規獲得もあり得る。経済成長が続く地域での市場拡大を見据えるだけにとどまらない両クラブのアジア進出の狙いを探る。

■清水
 清水はタイ人若手選手の育成からスタートさせた。提携先のBECテロ・サーサナの15歳の3人を10日から清水ユースの練習に参加させた。ともに同国で年代別代表に選ばれる有望選手。参加は約1カ月と長期に及ぶ。
 最新FIFAランキングは日本30位に対しタイ142位。選手のレベルの違いが不安だったが、清水ユースの大榎監督は「思っていた以上に能力が高い。技術はウチの選手と遜色ない」と驚く。
 清水の原強化部長は「タイの選手は17歳くらいまでの成長が著しい。その年代では日本代表も負けることがあるが、その後は伸び悩んでいるようだ」と話す。“金の卵”を日本の育成システムで育て、将来はJリーグでプレーさせる。実現不可能な話ではない。

■磐田
 磐田のクラブ幹部は現地スポンサーの獲得などのほか、トップチームの強化につなげようとしている。チームは1月に1週間のタイ合宿で始動した。協定を結んだムアントン・ユナイテッドと現地で試合を行った。
 今後も積極的に交流する予定。服部GMは「ACL(アジアチャンピオンズリーグ)出場を見据え、東南アジアや中東でも問題なく戦えるタフなチームをつくりたい」と話す。食文化の違いを乗り越え、長距離移動の経験も積んでいく考えだ。
 また、日本人選手の獲得を目指すムアントンを若手の武者修行の場、ベテランの新天地として活用することも視野に入れている。

発信元: http://www.at-s.com/sports/detail/618051753.html

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