亀田製菓、タイで小売り 代理店契約し市場開拓

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亀田製菓はタイでの米菓販売を拡大する。これまでは他社ブランドの製品受託など企業向けが主だったが、スイスの大手商社DKSHグループと販売代理店契約を締結。自社ブランドで現地のスーパーなどでの小売販売に乗り出す。国内の米菓市場は伸び悩むが、高成長が続くアジア市場を開拓することで事業拡大を目指す。

 亀田製菓とタイにある同社のグループ会社・KAMEDA―STC、DKSHの3者が、タイで代理店契約を結んだと15日発表した。これまでタイでは主に他社ブランドの生産を受託、欧州や米国などに輸出していたが、今後はDKSHの販売ルートを通じて自社ブランド品を発売する。

 DKSHが持つマーケット調査などのサービスを通じて、現地のニーズを把握。今年度中にも新商品を発売し、新たな需要獲得につなげたい考えだ。

 KAMEDA―STCは1990年設立した、タイのコメ輸出業者との合弁会社。

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