タイ中銀が政策金利据え置きを全会一致で決定、予想通り

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タイ中央銀行は28日、政策金利の1日物レポレートを2.75%で据え置くことを全会一致で決定した。ロイターが調査したエコノミスト17人中14人は金利が据え置かれると予想しており、残る3人は25ベーシスポイント(bp)の利下げを見込んでいた。

 中銀は先月、大方の市場予想に反して政策金利を0.25%引き下げていた。

 複数のエコノミストは、景気が大きく落ち込まない限り、来年いっぱいは金利が据え置かれる見通しだと指摘した。

 タイ中銀は声明で、世界経済に既に回復の兆しが見られる中、2013年上期には輸出が上向くだろうと指摘。また、国内経済は予想以上によく持ちこたえているとの見解を示した。

 今週発表された通関統計によると、10月の輸出は前年同月比15.6%増と、洪水の影響を受けた前年からの伸びが予想よりも小幅にとどまり、海外経済の減速が依然重しとなっていることを示していた。また、中銀は先月、12年の輸出伸び率見通しを7%から4.4%に、13年についても10.8%から9%へと引き下げていた。

発信元: http://www.asahi.com/international/reuters/RTR201211280090.html

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