親・反タクシン両派の対立先鋭化 タイで恩赦法案審議入り

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タイ国会で7日、与党・タイ貢献党が提出した恩赦法案の審議が始まり、野党・民主党などは、海外で事実上の亡命生活を送るタクシン元首相の帰国を狙うものだと反発し、2000人以上が抗議行動を展開した。タイを二分する親、反タクシン両派の対立が再び先鋭化している。

 恩赦法案では、タクシン氏が軍事クーデターで追放された2006年以降に逮捕された者が、恩赦の対象となる。

 審議入りを前に、民主党のアピシット党首(前首相)らはバンコク中心部から国会議事堂へ向かいデモ行進した。アピシット氏は、タクシン氏の妹であるインラック首相に対し「法案を審議の俎上に載せれば、すべてが終わるだろう」と述べ、深刻な対立状況に陥ると強く警告した。

 バンコクでは4日に中心部のルンピニ公園で、退役軍人の団体などが呼びかけた反政府集会が開かれたのを始めとして「法案阻止と政権打倒」を訴える抗議集会が連日、開かれている。

 一方、タクシン派は6日に民主党本部前で、法案を認めるよう抗議し、生卵を投げつけるなどした。

 政府は国内治安維持法を適用し、大量の警察官を動員して国会周辺の道路を封鎖するなど、厳重な警戒態勢を敷いている。

 7月には、タクシン氏とユタサク副国防相とみられる人物が、恩赦などについて協議している音声がインターネット上に流出する“事件”もあった。

発信元: http://sankei.jp.msn.com/world/news/130807/asi13080721200008-n1.htm

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