タイ中銀・財務相会合、為替問題だけでなく経済全般について協議

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タイのキティラット副首相兼財務相は、タイ中央銀行との13日の会合について、バーツ高対策ではなく、経済全般に焦点を当てたものだったとした上で、バーツの安定的かつ競争的な水準を維持する必要があるとの意見で参加者が一致したことを明らかにした。

同相は、プラサーン中銀総裁、中銀の金融政策委員会(MPC)、民間部門の代表者らとの会合後、記者団に対し「為替問題も協議した。すべての参加者は過剰なバーツ高やバーツ安を回避することで合意した」と語った。

また、プラサーン総裁は今月29日に予定される次回金融政策会合の前に緊急会合を開く必要はないとの見解を示した。13日の財務相との会合についてはバーツ高抑制策に関する議論はなかったとした。

総裁は会合後、記者団に対し「きょうは意見交換を行っただけで、対策に関する協議はなかった。タイ中銀とMPCは(金融政策の)見直しの際にきょうの意見を活用する」と語った。

また「協議は金融セクターに関してだけでなく、競争や中長期の経済見通しなど全体的な状況についても行った」と指摘した。

市場では会合がバーツ高対策に焦点を当てたものになるとみられていた。

キティラット財務相は昨年10月以降2.75%に据え置かれている政策金利の引き下げを求めている。

発信元:http://jp.reuters.com/article/worldNews/idJPTYE94C06120130513

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