タイ国王を侮辱した罪で活動家に禁錮10年 EUが非難

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バンコク(CNN) タイの首都バンコクの刑事裁判所は23日、国王を侮辱した罪に問われた活動家のソムヨット・プルクサカセムスク被告に禁錮10年の刑を言い渡した。

同氏の編集する新聞に国王を風刺する内容の記事2本が掲載されたとして、2011年4月に逮捕されていた。担当の弁護士は、同氏が上訴する構えだと述べた。
欧州連合(EU)はこの刑について、「表現の自由と報道の自由に対する重大な侵害だ」と非難する声明を出した。
タイの法律は、王室のメンバーを侮辱したり脅迫したりした場合に厳しい刑罰を認めている。同氏は逮捕前、この法律が基本的人権の侵害に当たると主張し、憲法裁判所に嘆願書を出すなど抗議運動を展開していた。逮捕されてから繰り返し保釈を求めたものの、当局に拒否されてきた。
国際人権団体ヒューマン・ライツ・ウォッチのアジア局長、ブラッド・アダムス氏は「裁判所の判断は王室の名誉というより、法改正を求める同氏の運動を考慮した結果ではないか」と話している。

発信元: http://www.cnn.co.jp/world/35027290.html

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