訪日タイ人、10月は62%増の3.2万人[観光]

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日本政府観光局(JNTO)が発表した訪日外客数統計によると、10月に日本を訪れたタイ人は前年同月比62.4%増の3万1,700人となり、10月単月として過去最高を記録した。今年4月以降、7カ月連続して単月で過去最高を更新している。

JNTOは10月のプラス要因として、◇8月にバンコクで開催された観光見本市「第11回・国際旅行フェア(TITF)」で訪日旅行をPRしたほか、同月の東北プロモーションなどが消費者の訪日旅行意欲を喚起した◇企業などによるインセンティブ旅行が複数催行された◇10月にチャーターを利用した沖縄ツアーが催行されたほか、10月30日にタイ国際航空(THAI)が、バンコク~新千歳便を就航し、初便にて約250人が訪日した◇日本政府が6月1日から観光や親族訪問などの目的で日本を訪問するタイ国内居住のタイ人に対し、数次査証(マルチビザ)の発給を開始した――ことを挙げている。

1~10月の訪日タイ人数は21万1,100人となり、前年同期比84.0%増加した。10年同期比では19.5%増だった。10年は年間で過去最高の21万5,000人を記録。今年は1~10月までで既に10年の年間訪日数に迫っており、「今年の訪日タイ人数が、過去最高を大幅に更新するのは確実な状況」(JNTOバンコク事務所、益田浩所長)だ。

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